◇ペレグリン 社長のコラム◇
第39回【保険料の仕組み】
第39回
保険料の仕組み
保険といえば保障が大きな目的ですから、万一の際の保険金額はやはり気になりますが、保険金額に対して、保険料は安いに越したことないと思います。
その意味では、各社考え方や重視する部分が違うというお話をしましたが、例えば、保障を重視するか貯蓄性を重視するかなど、商品ごとの保険料の差はどれくらいあるものなのでしょうか。
例えば、保険金額が3000万円の保険があるとします。
この場合、3000万円の保障を得るために、一生涯でどれぐらいの保険料を払わないといけないと思いますか。
もちろん年齢によっても変わってくるのですが、やはり、保険金額と同じくらいとして、トータルで3000 万円ぐらい払わないと最終的にはいけないでしょうか。
一時払いの保険だと、確かにおおよそ3000万円払わないと、3000万円の保証は得られないのですが、驚くことに、実は1000万円の払い込みでよい商品もあるのです。
この場合の保険の特徴としては、保険料の払い込みを行っている期間は、解約返戻金、つまりキャッシュバリューがかなり抑えられているので、払い込んだ金額の7割ぐらいしか返ってきません。
そして払い込みが終わると、解約返戻金も増えて払い込んだ額の110%ぐらいになります。
つまり、払い込みが終わるまで無事に生きていれば増えて、解約すればお金も戻ってくるし、そのまま保障を続けてもよい、ということです。
この場合、解約した方が得になるとも思えますが、解約返戻金は、解約せずに置いておくだけで毎年毎年少しずつ増えていきます。
保険は、豊富な種類で内容も様々であり、とても奥が深いです。
やはり、ご自身の目的をしっかり決めて、目的に応じて自分に合っているものを選ぶことが重要です。
資産運用はもちろん重要ですが、特に現役世代の方は、保障もしっかり考えていく必要があると思います。
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