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NEWS RELEASEニュースリリース

◇ペレグリン 社長のコラム◇
第41回【積立投資の注意点②】

COLUMN
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第41回
積立投資の注意点②

積立投資においては、何を買うかもポイントです。
積立といってもやはり値上がりが前提になるので、例えばバランス型の商品や、安定的な商品を選んだ場合、負けはないかもしれませんが積立投資の手段としてのメリットは出にくいでしょう。

バランス型商品ももちろん値動きはありますが、積立て投資という方法は値動きがある中で買付価格の平準化を期待する効果がありますので、商品としては長期的に上昇を期待したい株式系を中心に考えられた方が良いと思います

過去10年~20年ぐらいを振り返ると、米国の株式を中心とした積立投資をしておけば非常にパフォーマンスは良いです。
実際、今も積立投資のランキングでは、米国株を中心とした商品が上位を占めていますが、果たして将来的にそれが正解かどうか、という意見もあります。
もちろん将来のことは分かりませんが、投資先が米国だけで今後もよいのかという話題も多く上がっており、考え始めると切りがないですよね。

例えば日本でのバブル以降は日本株の下落傾向が長らく続きましたから、日経平均連動型のインデックス投資を積立てで行っていてもあまりよいパフォーマンスではなかったでしょう。
逆に将来的に成長が期待できると思って新興国に投資をしていても、長期的に通貨安で相殺されるというケースもあります。

積立投資の失敗談として、「生活が苦しくなるくらいまで積立金額を大きくしてしまう」、というケースをよく耳にします。
この場合、結局、積立投資をやめてしまうか積立額を減らさないといけなくなるので、長期投資の効果もあまり期待ができず、タイミングによっては損して終わってしまいかねないです。

資産運用で最も大事なことは、あくまでも余裕資金の範囲で行うということです。
そのために、まずは「お金の色を分けましょう」というお話をよくします。
生活資金と、近い将来に使用目的がある資金は、投資に振り向けるものではなく手元においておく資金です。

焦ったり将来の結果に期待しすぎたりして、生活資金まで投資に回してしまうと、状況が悪い時に過剰に心配になって投資を辞めてしまうかもしれません。最悪のところで辞めてしまうのは、一番避けたいケースです。

積立投資の成果が出るのは、長い時間があってのものです。短期的には成果が出にくい投資方法だということを念頭に置いて、時間を味方につけた長期投資に徹する、ということが大切な考え方となります。

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この記事を書いた人
執筆者
ペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社 代表山口 聰
資産運用の相談には、医師や弁護士のような専門家が何故いないのかという疑問から、米国証券アナリスト(CFA)と双璧を成す国際ライセンスである国際公認投資アナリスト資格(CIIA)を2011年に取得し、
その後、英国とスイスの大手金融機関にて富裕層の資産管理を担当した経験とノウハウを活かし、
日本でも資産運用の専門家に相談できる金融機関を確立するためにペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社を設立。
日々、後進の育成と情報発信に取り組む傍ら、専門家に相談したいというお問い合わせに対応しております。
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