◇ペレグリン 社長のコラム◇
第44回【バブルと金利】
第44回
バブルと金利
前回からバブルについてお話していますが、投資は実際に肌感覚的な部分も否定できません。
実際その時になったら、なかなか売るにも売れない、持っていればもっともっと上がるかもと思ってしまうのがまさにバブルですよね。
バブルの定義があるならば、おそらく、実態の経済や株価水準とかけ離れて評価や価値が上昇していく現象のことをいうと思います。例えば、株価や物の値段が急騰していくわけですが、この時実際の本質的な価値と、評価されている値段が大きく乖離していく現象のことをバブルと呼んでいるのです。
実体経済はかならずしも良いわけではないのにも関わらず、ある株価、もしくは株式市場だけが大きく暴騰していく、このような、いわゆる相場バブルは時々起こってきました。
直近だとアベノミクスの時の上昇もそれに近いかもしれません。
金利が低下して株式市場に資金が流れ込むチャンスだということで、株価が大きく上昇しました。
このように、バブルが崩壊して上がり続けていたものが下がりだすとき、そのきっかけは金利の引き上げです。
金利を上げるというのはご存知の通り、経済や物の値段に対して過度に上がりすぎた状況で鎮静化したり過熱を抑えたりする効果があります。逆に言うと超低金利の状況では国債や預金に金利があまり付かないので、株式市場でリスクを取って儲けてやろうという人が増えていき、これがバブルに繋がっていきます。
その意味ではまた金利が急低下してゼロ金利のような状況がくれば、相場バブルというものが再び起こってもおかしくはないということになります。
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