◇ペレグリン 社長のコラム◇
第47回【ETFとインデックスファンド ~ETF編~】
第47回
ETFとインデックスファンド ~ETF編~
今回から、インデックスファンドとETFについてお話をしてみたいと思います。
どちらも投資信託の種類ですが、どちらを使った方がいいのか、そもそもその違いや特徴、メリットとデメリットを整理してみます。
どちらもよく知っていただくことで、皆様の資産運用の幅を広げていただくことができるのではないかなと思います。
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まず、「ETF」について。
ETFというのは、Exchange Traded Fund(エクスチェンジ トレイディッド ファンド)の略です。
日本語では上場投資信託と言われておりますが、その名の通り、証券取引所に上場している投資信託ということで、朝の9時から場が引ける15時まで株式と同じように取引ができる投資信託だと思ってください。
一口の価格は、安いもので数百円から、高くても数万円ぐらいですので、小額から購入できるものになります。
有名なETFを例に挙げますと、まず、取引量が抜群に多いのは日経平均株価指数の2倍の動きをするいわゆるレバレッジ型のETFです。「日経レバ」の呼び名で有名ですので、耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか。また日経平均株価の2倍で逆の動きをする「ダブルインバース」も有名です。
では、メリットを挙げてみましょう。
やはり株式と同じようにリアルタイムで売買できる点が挙げられます。
株式市場の取引時間内に、ご自分の好きなところで値段を見定めて取引することができますので、動きが激しい日は日中の値幅を狙って取引をする、という方もいらっしゃいます。
また、ETFは外貨でも購入できる、という点もメリットとなるでしょう。
海外の指数に連動するETFは、非常にたくさんんの種類が、ドル建てでニューヨーク市場に上場しています。アメリカの株式と同じようにこちらも一口単位で購入できますので、ドル建てにはなりますが少額から取引が可能です。
インデックスファンドの場合は、米国など海外を投資対象としたものであっても、ファンド自体の価格は円換算されて表示されますので円で購入しますが、海外ETFですと外貨で直接購入できる、これも特徴であり考え方次第でメリットになります。
デメリットとしては、ETFは種類が非常にたくさんあるがゆえ、ご自分に適したものを見つけるのに迷われるという点があるかもしれません。同じようなETFでも運用会社が複数ある場合もあります。
また、ETFは株式と同じように取引が行われているため、取引量が多くないETFの場合、大きな金額で注文を出した際に思ったように買えない、もしくは値段が動いてしまうといった、いわゆる流動性の問題も考えられます。
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