◇ペレグリン 社長のコラム◇
第49回【おすすめの投資先】
第49回
おすすめの投資先
ETFとインデックスファンド、それぞれについて、特徴やメリットなどをお話してきました。
では、どんな方にどの商品が向いているのでしょうか。
まずは、インデックスファンドに向いている方の特徴や考え方からお話すると、インデックスファンドはなんといっても分かりやすくてシンプルかつ低コストである点が魅力です。
その意味で、資産運用初心者の方は、是非インデックスファンドを中心に選んでいただくのがよいと思います。当社が実際に運用しているモデルポートフォリオも、基本的にはインデックスファンドで構成しています。
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では反対に、ETFを中心に考えた方が良い方はどういう方でしょうか。
これまでにお伝えしたように、ETFは、大きく分けて円建てとドル建てがありますので、保有しているドルで資産運用したい方や、為替の変動と投資資産の変動を分けて運用したい方は、ドル建てのETFが有効な投資手段になると思います。
さらにETF、特に海外ETFは、非常に豊富な商品ラインナップがあります。
例えば、IT系企業に集中投資したいといったように、特定の分野で投資を行なったり、ポートフォリオにその分野を加えたい、などの場合は、ご自身にあったETFがラインナップされていれば、充実したオリジナルポートフォリオを組んでいくことができます。
また、半導体関連市況の状況を示す、「SOX指数」という指数があるのですが、このような指数に連動するETFも米国にはあり、ドル建てで投資を行うこともできます。
これらの点から、投資に詳しい方はぜひETFに挑戦してみてはいかがかなと思います。
実際、投資経験をある程度お持ちのお客様には、ご要望に応じてETFをご提案することもあります。
例を挙げると、コロナ禍で航空機業界の業績が低迷していた時、アフターコロナに向けて通常の生活に戻る過程で、航空業界に何か恩恵がありそうな銘柄や運用対象はないか、といった質問をお客様からいたただいたことがあります。
その結果、航空会社や航空関連の企業を投資対象とする「グローバルジェッツ」というETFに着目し、航空関連の株価全体に効率よく投資ができる手段ではないかということでご提案を行い、実際にポートフォリオの一部に入れていただいたことがあります。
このように、ETFはかなり細かいラインナップがありますので、ご興味のある分野のETFを調べて見られるのもおもしろいかもしれません。
ポートフォリを作る際には、基本的にはインデックスファンドを中心に考え、自分なりにカスタマイズしたい場合は、スパイス的な要素でETFを活用する、こんな方法もありますね。
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