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NEWS RELEASEニュースリリース

◇ペレグリン 社長のコラム◇
第62回【老後資金5000万円へのアプローチ ~その➀~】

COLUMN
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第62回 
老後資金5000万円へのアプローチ ~その➀~

前回、余裕のある老後を送るために、今後の物価上昇も踏まえて、20年で5000万円の資金を準備する、というお話をしました。今回はその具体的な方法です。

今回は、2つのアプローチを組み合わせてご紹介します。
もちろん、大きな金額ですので、例えば今手元資金はほぼなく、0から5000万円を作るとなると、例えば株式投資をしてうまく当てるとか、何かしら極端な成功が必要です。
ここではそのような特殊な例ではなく、あくまで現実的な方法と考え方で、合理的に見て実現可能性は十分ありますよ、という例をお伝えしていきます。

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ではまず一つ目のアプローチ、積立投資からお話したいと思います。
具体的には月々5万円を積み立てして投資期間を20年と考えます。仮に年間平均5%のリターンで運用できたとして、途中で引き出したりしない前提で複利効果を享受すると仮定します。

ネット上のシミュレーションで簡単に試算できますが、月々5万円の積立て投資を20年間行い、年平均5%のリターンで運用できたとしたら、計算上では、20年後に2055万円になります。
つまり、月々5万円の積立投資でまず2000万円を準備しましょうということです。

ここで重要なことは、仮定を置いた5%平均のリターンが可能なのか、ということです。もちろん年平均5%のリターンの実現は、決して簡単ですと言うつもりはありません。

慎重に投資先を選別し、状況に応じて成功の確度を上げていくという努力も必要でしょう。
しかし後ほどお話ししますが、過去の長い歴史上において実現が不可能な目標でもありません。

では次に、残りの3000万円の作り方についてもお話ししましょう。

まず、3000万円をドルに換算します。今現在、為替レートを150円と仮定しましょう。さらに、話をシンプルにするために、為替レートが変動しないという前提を置いた上で考えていきます。
1ドル150円で3000万円分のドルを購入すると、20万米ドルになります。ということは、20年後に20万米ドルを作る目標ということになります。

これを実現するために米国のゼロクーポン債を活用していくのですが、いくら購入したらいいのでしょうか。今の水準から考えてみます。
現在、米国債の利回り水準を4%と仮定します。残り20年の米国ゼロクーポン債の理論価格は、額面の約45~46%ぐらいです。実際にもこの前後の価格帯で取引できると考えられます。つまり、満期時に20万米ドルが戻ってくる米国債を、額面の約45~46%で購入できるということになります。

20万米ドル × 45% (0.45) とすると、9万米ドルになりますので、実際の購入額は約9万米ドルになります。9万ドル分購入すると20年後には20万米ドルに増えるということです。
ではこの9万ドルを購入するのに日本円でいくら必要なのかと言いますと、9万×150で1350万円。
ちょっと余裕を見て、元手に1500万円あれば、約1350~1400万円ぐらいで、9万米ドル分の米国ゼロクーポン債を購入することができます。あとは満期まで20年間保有します。

そうすると20年後には20万米ドルになって償還されますので日本円換算で3000万円相当が受け取れるという計算です。

これで、先にお話しした積み立て投資の分と合わせて、ひとまずは5000万円が用意できるという計算になります。

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