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NEWS RELEASEニュースリリース

◇ペレグリン 社長のコラム◇
第63回【老後資金5000万円へのアプローチ ~その②~】

COLUMN
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第63回 
老後資金5000万円へのアプローチ ~その②~

前回までは総論的なお話をしてきました。
積み立てと米国債の二つを組み合わせたアプローチのポイントは、約半分の資金を米国債に充てて保有し続けるだけですので、途中で何かの事情で方向転換するケースもないとは言えませんが、とりあえず満期まで待てばドルベースでは着実に増やせることです。

では、残り半分の積み立て部分をしっかり管理していきましょうということになります。
月々5万円の積立て投資では、拠出金額は決して小さくはないですが、計算上でこれぐらいだったらできるかな、という1つ目安を持っておくとあまり無理をしなくて済むかと思います。
また、あらかじめゴールへの道筋があると、途中で何かあった時に修正ができたり、うまくいっている時はそれだけアドバンテージがあるとして余裕をもって運用を見守ることができたりします。

方法としてはNISA制度を活用するのもいいですし、iDeCoで行うのもいいですね。特にiDeCoは途中での引き出しができませんから、より長期運用に専念できる点で複利効果を狙いやすいと思います。あとは変額保険を活用する方法もあります。
各種制度のメリットやランニングコストも考慮して選ぶ必要がありますね。

では実際に、積み立て投資ではどんな金融商品を購入すればよいのでしょうか。
ポイントは、何を買えばいいのかという議論よりも、年率で5%ぐらいの運用成果を出していくために、どのような運用を考えたらよいのだろう、またはどのような投資先を選んだらよいのだろう、という目線で考えていくことです。
売れ筋の商品や情報に乗せられた商品選別がまずあるのではなく、目標を達成するために必要で有効な手段を選択することが重要です。

そもそもドル建ての債券などを保有するだけでいまや4%ぐらいの利回りがあるわけですから、言ってみればそれをもう少し上回るリターンを獲得するためにどのようなリスクを取るのが合理的なのか、という発想が必要です。やみくもにリターンだけに注目しても危険です。

リスクをなるべく抑えてリターンの実現を目指すために分散投資を行う方法も有効ですし、個人投資家に人気がある米国のS&P500種株価指数に投資をするといったように、将来的にも上昇が見込めると考えるなら株式系を中心に運用するのも選択肢の一つです。

期間を20年と比較的長期で考えていますので、目の前のリターンを求めるのではなく、期間を計画的に活用することが大切であり、あくまでも現実的であることが今回のポイントです。

長い目で見ればアメリカの株式は年平均9%ぐらいのリターンだったので、多少金利がある状況では年平均5%は決して不可能な数字や夢物語ではないということですよね。

むしろこれからインフレが世の中に定着していく状況になるのであれば、金利がつくことが当たり前になることでもあります。物価が上がっているのに以前のように預金や金融商品においても金利がつかないということにはならないわけです。

よって、ある程度リスクをとらなくても得られるリターンもこれからは生じてくるわけで、これをノーリスクで得られるリターン、リスクフリーレートと呼びますが、そこから上乗せするプラスアルファの必要なリターンを求めていくという考え方で資産運用と向き合っていくと大きな無理をすることはないかなと思います。

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この記事を書いた人
執筆者
ペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社 代表山口 聰
資産運用の相談には、医師や弁護士のような専門家が何故いないのかという疑問から、米国証券アナリスト(CFA)と双璧を成す国際ライセンスである国際公認投資アナリスト資格(CIIA)を2011年に取得し、
その後、英国とスイスの大手金融機関にて富裕層の資産管理を担当した経験とノウハウを活かし、
日本でも資産運用の専門家に相談できる金融機関を確立するためにペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社を設立。
日々、後進の育成と情報発信に取り組む傍ら、専門家に相談したいというお問い合わせに対応しております。
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