お電話でのお問い合わせはコチラ 0120-265-111 平日9:00〜17:00

NEWS RELEASEニュースリリース

◇ペレグリン 社長のコラム◇
第70回【NISAの活用~押さえておきたい4つのポイント③~】

COLUMN
30577375_s

第70回 
NISAの活用~押さえておきたい4つのポイント③~

では次に、3つ目のポイント、「口座、制度の取り扱い」についてお話しします。

NISA口座は、1人1口座しか開設できません。銀行や証券会社、またはネット証券など、どこで口座を開くのかは重要な選択になります。といいますのも、金融機関によって取り扱っている商品が異なるからです。

銀行ですと投資信託が中心です。証券会社ですと個別の株式も取引が可能です。ただしアメリカなど海外の株式については、どこまで取り扱えるかは証券会社によって異なりますので、ご自身が運用したい投資商品に合わせて、どこでNISA口座を作るのかということをあらかじめ決める必要があります

また、一度開設したNISA口座は途中で金融機関を変更することも可能ですが、少々手間がかかる場合がありますので、しっかり検討しておいた方が良いです

金融機関の変更については、例えばその年、1月1日から1円も買い付けをしていなければ、新しくNISA口座を開設したい金融機関で口座を開設して変更が可能ですが、もしその年にすでに1円でも買い付けをしていた場合は、年内の変更はできません。

その場合は、その年の10月以降に新しいNISA口座を開設する手続きをする必要がありますので、変更の手間と口座を変えるタイミングを考える必要があります。
知っておかないと、いざという時に困ったり、デメリットに感じてしまったりするケースがあるかもしれませんね。

この点で追加しますと、NISA口座の金融機関を変更しようとした際に、今までNISA口座で保有していた投資商品はどのように移し替えていくのか、実はここでもひと手間発生します。
というのは、NISA口座の保有商品をそのまま新しいNISA口座に移し替えることはできません。必ず一度売却をして、現金化した資金を、銀行を通じて新しいNISA口座に移動させ、そしてまた新しく買い直すという必要があります。

ここまで、NISAの押さえておきたいポイントを3つお話ししてきました。
もちろんそもそもはメリットが大きいです。使い勝手も2024年の改正で非常に良くなりました。商品の選択の幅も広がり、1人1人のライフプランに合わせた柔軟な使い方ができるようになりました。

例えば、若い現役世代では積立投資を中心に行い、少し資金的に余裕が出てきた時には個別株式にも投資をして配当金を得たり、自分が応援したい会社に投資をしてみたりする、このような使い方もできます。
積立投資と個別株の投資を合わせて、着実に資産を増やしながらリターンの上乗せを狙っていく使い方もできます。

人それぞれ異なるライフプランや資産運用の目的に合わせて、様々な活用が可能になったということは大きなメリットです。
しかし反対に、自分に合った上手な使い方をするには、それなりの投資の知識が必要であったり、投資の判断をたくさんしていかなければならかったりと、資産運用を行う難しさを感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

—————————————————————
弊社へのご相談・お問合せは、下記よりお待ちしております。
*お問い合わせフォームはこちら https://peregrine.co.jp/contact/
*公式ラインはこちら https://lin.ee/hKakhjm

この記事を書いた人
執筆者
ペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社 代表山口 聰
資産運用の相談には、医師や弁護士のような専門家が何故いないのかという疑問から、米国証券アナリスト(CFA)と双璧を成す国際ライセンスである国際公認投資アナリスト資格(CIIA)を2011年に取得し、
その後、英国とスイスの大手金融機関にて富裕層の資産管理を担当した経験とノウハウを活かし、
日本でも資産運用の専門家に相談できる金融機関を確立するためにペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社を設立。
日々、後進の育成と情報発信に取り組む傍ら、専門家に相談したいというお問い合わせに対応しております。
ニュース一覧に戻る