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NEWS RELEASEニュースリリース

元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム㉞】
短期トレーディングv.s長期運用

COLUMN
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資産形成・豆知識34.
(資産運用をこれから始める時に知っておくべきこと)

短期トレーディングv.s長期運用

資産運用で難しいのは、「何を前提に投資するのか?(運用哲学と言い換えても良いかもしれません)」ということです。

短期トレーディング派の前提は、主に下記かと思います。
・市場の変動方向がある程度予測できる(短期の価格変動が予測できる)
・上昇する株式銘柄をある程度予測できる

これに対し、長期運用派の前提は、主に下記になります。
・短期の変動を予測できないが、長期的に経済は成長する(株価は上昇する)可能性が高い
・短期の価格変動を気にしてもしょうがない。

両者の意見は、考え方が180度異なるために、対立するのが常です。

短期トレーディング派は、
「下落しそうな資産(株式銘柄)に投資しているのは許されない」と考えるのに対し、
長期運用派は、
「現在投資している資産は一時的に下落するかもしれないが、長期的には上昇する」と考えます。

あるいは、短期トレーディング派は、
「今、一時的に売却し、下値でもう一度、買い直す機会がある」と考えるのに対し、
長期運用派は、
「保有しているものが、いつ下落するのかは予測できないし、今より安い価格で買えるとは限らない」、と考えます。

両者の考えを上手にミックスし運用することが望ましいのですが、非常に困難です。

短期トレーディングは、常に市場に向き合う必要があり、適宜、必要と思われる分析を自ら行わなければいけません(短期間に多様なことをしなければならず、かなり忙しい。)
これに対し、長期運用は、投資対象資産を選び、自分のリスク許容度に応じ、投資対象資産への投資割合を決めます。(多様なことをしなければならないが、相対的に、時間に余裕がある。)
投資アプローチや投資方法が、180度異なります。

どちらの方法を取るのかは、各人の考え方や生活スタイル等によって異なります。
ただし、時間に余裕のない人が短期トレーディングで成功を収めるのは、かなりハードルが高いのは明らかです。(成功を収めている方もいると思いますが、万人が達成可能な方法ではないという意味です。)

 

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
https://peregrine.co.jp/contact/

この記事を書いた人
執筆者
ペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社 代表山口 聰
資産運用の相談には、医師や弁護士のような専門家が何故いないのかという疑問から、米国証券アナリスト(CFA)と双璧を成す国際ライセンスである国際公認投資アナリスト資格(CIIA)を2011年に取得し、
その後、英国とスイスの大手金融機関にて富裕層の資産管理を担当した経験とノウハウを活かし、
日本でも資産運用の専門家に相談できる金融機関を確立するためにペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社を設立。
日々、後進の育成と情報発信に取り組む傍ら、専門家に相談したいというお問い合わせに対応しております。
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