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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム㊽】
短期運用と長期運用は何が違うのか?

COLUMN
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資産形成・豆知識48.

短期運用と長期運用は何が違うのか?

短期運用は、通常、短期売買(トレーディング)と同じです。

なぜ、短期売買を短期運用と言い換えるのか?
短期の収益の積み重ねが長期運用の目的(資産を増やす)になると考えるためと思われます。

「資産を増やす」という目的は同じであっても、短期売買(トレーディング)はミクロ(個別銘柄の値動き)、長期運用はマクロ(資産の長期的な傾向)に注目するという点において大きく異なります。

短期運用の難点は、
●投資機会を常に探さなければいけない(多種多様な情報を収集し続けなければならない)
●リスク管理が難しい(値動きの激しい銘柄に投資する場合が多く、想定以上のリスクを取る可能性が高くなる)
●「資産を増やす」以外の資産運用の目的には適さない(例:ライフ・イベントまたはライフ・サイクルに合わせた資産形成)

長期運用の難点は、
●過去の実績は将来を保証しない(将来も同様の実績になるとは限らない)

生活様式に例えれば、
短期運用は狩猟型です。
獲物を狙って常に行動することにより、大物をハンティングする可能性があります。
しかし、運悪く、数日間、獲物を獲得できないことがあります。

長期運用は、農耕型です。
多種多様な農作物を育てますが、農作物が計画通りに育たない場合があります。
また、予期せぬ環境変化により作物が被害を受けることがあります。

どちらの運用を選ぶかは個人の判断次第です。

 

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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