元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.80】
金融商品の良否を判断する方法
COLUMN
資産形成・豆知識80.
金融商品の良否を判断する方法
金融商品の購入を検討する時に大切な視点
いろいろな金融商品の紹介を受けると思いますが、どの金融商品を選ぶべきか迷うことがあると思います。
また、特定の金融商品を紹介されたときに、購入すべきかどうか決めかねることがあると思います。
このようなとき、営業の方にどのような質問をすべきなのでしょうか?
➀あなたは、どの商品を保有していますか?
➁ご家族のために買うとするならば、どの商品を購入しますか?
③一番大きな損失を被る可能性がある商品はどれですか?その場合、どの程度の損失になるでしょうか?
④急にお金が必要になった時に、その商品を売ることは可能ですか?著しく不利な価格での売却になることはありませんか?
⑤他の商品と比べ、なぜ、その商品が良いと考えているのですか?
等、いろいろな質問が考えられます。
重要なことは、これらの質問を通してリスクの種類と、リスク発生時のダメージを確認することです。
収益の可能性や収益の大きさに惹かれることが多いかと思いますが、“資産を守る”という視点を必ず持ちましょう。
担当者の回答を確認し、「収益可能性」と「もしもの時のダメージの大きさ」を天秤にかけ、また、将来の資産額の変化幅を理解し、ダメージが発生した場合であっても自分が損失に耐えられると納得してから購入商品を決めましょう。
良い金融商品の定義は人それぞれですが、「損失を被ったとしても大きなダメージを受けない」、また、「より低リスクで高い収益が得られる可能性がある」商品を“良い商品”の要素の一つと考えることが望ましいと思います。
佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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