元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.119】
儲という漢字は、信+者?
COLUMN
資産形成・豆知識119.
儲という漢字は、信+者?
「儲」は、信+者であるから「信じる者」になれば儲かるといわれることがあります。
あるいは、「信者」を増やせば儲かるといわれることもあります。
これは、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)が進んだ現代では、フォロワー(≒信者)を増やせば儲かると言い換えることができると思います。
しかし、漢字の成り立ちを調べると,「儲」は人+諸です。
諸は、備えるとか蓄えるとか、たくさんのものがある状態を表します。
つまり、「人にたくさんの物や事柄が集まっている状態」を表しています。
イメージとしては、たくさんの知識・情報等を持つ者が「儲かる」ということかもしれません。
「信じる者は救われる」のかもしれませんが、儲かるわけではなさそうです。
「儲ける」ためには学習(知識、情報、経験等を蓄えること)が必要なことを示唆しているように思われます。
佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)