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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.134】
リスクを取らないのがリスク?

COLUMN
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資産形成・豆知識134.

リスクを取らないのがリスク?

女王様が家来に「リスクを取らないのがリスク」と叫ぶCMがあります(2021年10月現在)。
この意味を考えてみましょう。

1.携帯料金を下げるという選択で起こりうることは下記の通りです。
1-1.顧客数が増え、企業収益が増える
1-2.顧客数が増えず、企業収益が減る
1-3.顧客数は増えるものの、利益率が落ちたため企業収益は変わらない(あるいは、減る)

反対に、
2.携帯料金を変えないという選択で起こりうることは下記の通りです。
2-1.顧客数は変わらず、企業収益は変わらない
2-2.顧客数は減り、企業収益が減る

行動を起こす(料金を下げる)ことにより、企業収益は増える、あるいは、減る可能性があります。
行動を起こさない(料金を変えない)ことにより、企業収益は変わらない、あるいは、減る可能性があります。
つまり、行動を起こす・起こさないに関わらず、企業収益は変動するリスクがあります。

行動を起こすことはリスクであり、また、行動を起こさないこともリスクである、ということになります。

経済環境が変わる(競合他社が行動を起こす等の)ため、企業収益は常にリスクにさらされます。

タイトルの言葉をわかりやすく言い換えれば、「(我々は常にリスクにさらされているが、)企業収益が増える可能性があるリスク(行動を起こすリスク)を取らないのはリスクである。」と、いうことになるのかもしれません。

資産形成についても同様と思われます。

「我々の意思に関わらず、我々は景気変動や経済政策などにより常にリスクにさらされています。
豊かな退職後人生を得る可能性があるリスク(資産形成のリスク)を取らないのはリスクである。」
と言えるかもしれません。

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)

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