元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.141】
脱出(退避)口を確認しましょう
COLUMN
資産形成・豆知識141.
脱出(退避)口を確認しましょう
建物には非常口の設置が義務付けられています。
電車にも非常口は必須です。
なぜでしょうか?
「万が一」の事態が発生した時に退避するためです。
資産形成でも同様と思います。
資産形成は、なかでも、航空機のような危機管理が有効であると思います。
通常は、「安全ベルト」を装着し、突然の揺れ(金融市場の乱高下)に備えます。
(リスク管理が「安全ベルト」に該当すると考えられます。)
そして、機体破損等の「万が一」の時には、緊急着陸し非常出口を使います。
(金融市場の機能不全が「万が一」に該当すると考えられます。)
現在の金融市場は新型コロナで未曽有の状態にあります。
どのようなことが今後起きるのか予測不能です(あるいは、起きないかもしれません。)。
しかし、「万が一」の時のための脱出(退避)口は確認しておきましょう。
流動性が低い(「万が一」の時に売買が難しい)金融資産の保有高が多い人は、流動性が低い資産の持ち高を減らすのが望ましいのかもしれません。
中長期の資産形成のためには、不測の事態が発生したとしても大きなダメージを被らないポートフォリオにすることが重要です。
佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)