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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.156】
預金と貯金、違いは何?

COLUMN
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資産形成・豆知識156.

預金と貯金、違いは何?

「預金」と「貯金」、どちらも同じ!と思えますが、厳密には違います。

預金は「Deposit」=預ける、ということです。

貯金は「Saving」=貯えるということです。

言葉の違いではなく、中身に違いがあります。

「預金」は都銀や地銀等で行います。
都銀や地銀等は、預かったお金で企業融資や住宅ローンを行います。
これら融資や住宅ローン等で得た収益の一部等が預金利息として支払われます。
ただし、融資や住宅ローンの一部は戻ってこない場合もあります。

これに対し、「貯金」は郵便局等で行います。
郵便局は企業融資や住宅ローンを行うことができません(「フラット35」は取り扱っています)。
「貯金」を日本国債等の元本保証性が高い債券等で運用します。
この運用等で得た収益の一部等が貯金利息として支払われます。
(注)ゆうちょ銀行は企業融資の申請をしていますが、2022年2月現在、認可されていません。

つまり、受け入れたお金(「預金」、「貯金」)の運用方法が異なり、利払いの原資が異なります。
(注)銀行等は「預金保険制度」、農協・漁協等は「貯金保険制度」で預貯金の一部は保護されています。なお、ゆうちょ銀行は貯金ですが「預金保険制度」です。

ゆうちょ銀行が企業融資や住宅ローンを開始し、都銀や地銀等と同等の業務ができるようになれば、「預金」と「貯金」の実質的な違いはなくなります。

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)

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