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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.157】
自社株買いで株価は上昇する?

COLUMN
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資産形成・豆知識157.

自社株買いで株価は上昇する?

自社株買いとは、発行済み株式を市場から買い取り、市場の株式数を減らすことです。

自社株買いで買い取られた株式数は、発行済み株式から差し引かれます。

そして、自社株買いは企業収益に影響を与えません(企業収益は変わらない)。

つまり、一株当たりの利益が増加し、(配当性向が同じであるならば)配当は増加します。

このため、株式保有の魅力度が増し、一般的に、株価は上昇します。

それゆえ、自社株買いは投資家に好まれる株主還元策の一つです。

また、実際に株式が購入されるので、これも株価上昇の一因になります。

しかし、自社株買いが余剰資金によって行われるのか、債券発行(借金)によって行われるのかを確認することは重要です。

株式は返済義務がないため、企業を継続的に運営する上で貴重な資本になります。

しかし、債券発行によって自社株買いをしすぎると返済義務のない資本が減り、借金(返済期限アリ)が増え、企業経営が不安定になる可能性があります。

自社株買いの原資を確認し、企業の負債が過大にならないかチェックすることが必要です。

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)

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