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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.174】
どのような「ほったらかし投資」が望ましいのか?

COLUMN
コラム174

資産形成・豆知識174.

どのような「ほったらかし投資」が望ましいのか?

書店店頭で「ほったらかし投資」の文字を見かけるようになりました。

「ほったらかし」ならば、お手軽に投資が出来そうです。

しかし、「ほったらかし」とは、「めんどうをみないで放置しておくこと」です。

本当に「ほったらかし」で大丈夫なのでしょうか?

この時に重要なのは、主体となる行動です。

どのような投資であっても「ほったらかし」がOKではなく、「正しく〇〇〇をすれば」、「ほったらかし投資」が可能ということであると思います。

「ほったらかし投資」を可能にする条件とは何でしょうか?

資本主義は経済成長を追求します。

しかし、常に金融商品(株式、不動産等)は経済状態に見合った適正価格にあるわけではありません。

金融商品の価格は、常に適正価格(誰にもわからない価格ですが・・・)に対し「買われすぎ」や「売られすぎ」といった状態に変動します。
ただし、「買われすぎ」や「売られすぎ」を的確に判断することは困難です。

つまり、世の中にある金融商品のうち、どの金融商品が魅力的(割安、あるいは将来価格上昇する)かわからない、という問題を解決しないことには「ほったらかし投資」は実現できないように思います。

これを解決する方法の一つが、「いろいろな金融商品に分散投資」し、つみたて等で購入の「時間分散」を行うことであると思います

「いろいろな金融商品に分散投資」し、さらに「時間分散」を行うことで、「金融商品の魅力度を判断すること」を放棄するといっても良いかもしれません。

イデコ(個人型確定拠出年金)で「バランス型投信」を定期的に購入することなどが、この方法に該当すると思います。

このようなことから、一括投資(退職金などの一時金を、一括で投資すること)で「ほったらかし投資」をすることは難しいと思います。

一回で魅力的な(割安、あるいは将来価格上昇する)金融商品を購入することは困難であると思います。

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)

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