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◇ペレグリン 社長のコラム◇
第32回【「ポートフォリオ」とは】

COLUMN
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第32回 
「ポートフォリオ」とは

普段、なかなかポートフォリオという言葉を使う機会は少ないかもしれませんが、私は、資産運用を手順を追って考える手引き書のようなものだと考えています。

実際、当社にご相談いただくお客様の中にも、ポートフォリオをあまり意識されていなかったり、個別の商品のみに着目されていて、結果的に、運用がうまくいかなかったりするケースがあります。

ではまず、ポートフォリオという言葉の意味をお話ししますと、その語源には、タンスとかバインダーのような、「一時的な収納ケース」という意味があります。
いつでも取り出しやすく整理をしておく場所、一時的な保管場所というのが語源になっていますので、資産運用においても、『投資先や商品を分かりやすく整理し、いつでも出し入れできる状態にして、適宜見直しをしていく』といったニュアンスになります。

もっとイメージしやすいように、ポートフォリオをお弁当箱に例えてみましょう。
お弁当はご飯という主食を中心に、野菜や肉・魚などのおかずを、栄養の偏りがないようバランスよく、しかも彩りよく盛り付けていきます。
どんなおかずをどんな割合で入れるかを考えることで、バランスの良いお弁当になるか、見栄えの良い美味しそうなお弁当になるかが決まりますよね。

資産運用に置き換えて考えてみた場合、ポートフォリオを活用するメリットにはいくつかありますが、1つは、リスクとリターンのバランスが取れるということです。
よく、「資産分散しましょう」、「分散投資がリスクを抑えます」、と言われます。「卵を1つのカゴに盛るな」という言葉も有名です。これは、いくつかの商品にバラしておくと、どれかが失敗してもどれかがうまくいくかもしれないので、リスクを平均値におさえましょう、という発想です。

これ自体は間違いではないのですが、厳密に言うと、資産運用における「分散」は、当たりはずれの話ではありません。
バランスを取ることによって全体のリターンは高めつつ、一方で、期待するリターンに対する変動(=リスク)をなるべく抑える、もしくは不測の事態で損失が出る可能性をなるべく小さくする、という意味になり、そのために最適な組み合わせを考えていくことになります。

お弁当で言うと、見栄えだけではなくその人の目的に合わせて、具体的には、トレーニングをしている人・病院に入院している人・育ち盛りの子供など、それぞれの食事の目的や内容に合うように、ごはんやおかずの種類・バランスを変えていきます。

このように、ポートフォリオというのは、お客様の資産運用の目的を達成するためには、どのような運用をしたら一番上手くいきそうかという配分を決める、ということになります。

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