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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム㉛】
NISA(少額投資非課税制度)の利用方法を考える

COLUMN
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資産形成・豆知識31.
(資産運用をこれから始める時に知っておくべきこと)

NISA(少額投資非課税制度)の利用方法を考える

NISAをキッカケに投資を開始した方も多いかと思います。

NISAの認知度は向上していると思われるものの、投資を始めた人ばかりの人の中には、そのメリットを十分に生かし切れていない方もおいでかと思います。

まず初めに、NISAとは何かを正確に理解しましょう。

NISAとは、下記の節税メリットがあります。
◎配当・利子・分配金等に税金がかからない。
(通常は配当・利子・分配金等に20.315%課税されます。)
◎株式・債券・投資信託の売却益に税金がかからない。(5-10年以内に売却の場合)
(通常は売却益に20.315%課税されます。)

このことから、NISAを効果的に使うには、
◎配当・利子・分配金等が多いものに投資する
◎株式・債券・投資信託で売却益を見込める銘柄に投資する
ということが考えられます。

しかし、②については、売却益が得られる十分な確度があればよいのですが、通常は不透明です。また、売却益が多いほど節税のメリットが多くなりますが、売却益の大きさをコントロールすることは困難です(売却益が少なければNISA口座の無駄遣いになります。)

このほか、NISA口座を株主優待に使われている方も多いかと思います。

しかし、株主優待はNISAのメリット(節税効果)をわずかしか得られない可能性があります。
優待株は配当が通常低く抑えられているため、NISAのメリットが小さくなります。
また、NISA期間中は優待株式の売買は行わず、NISA終了後の実現益(損の場合はそもそも非課税)に課税されるため、益の有無や大きさは運次第です。

このようなことから、
NISAのメリットを確実に得たいのであれば「配当・利子・分配金等が多いものに投資する」、
トレーディング能力に自信があれば「株式・債券・投資信託で売却益を見込める銘柄に投資する」が選択肢になります。

このどちらも望まない、あるいは、困難と考えるのであれば、
「優待株式に投資する」、「つみたてNISA」、が選択肢になります。
節税(収益に税金がかからない)は、言い換えれば、確実な収益機会です。

NISAを効果的に利用しましょう。

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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