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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム㉜】
再投資(利息、配当、分配金)のパワーを理解しましょう!

COLUMN
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資産形成・豆知識32.
(資産運用をこれから始める時に知っておくべきこと)
(資産積立世代(若年層)が考えるべきこと)

再投資(利息、配当、分配金)のパワーを理解しましょう!

資産積立世代(若年層)と資産取崩し世代(シニア層)では、分配金再投資に対する考え方は異なります。
ここでは、資産積立世代(若年層)が分配金に対し認識しておくべきことを説明します。

債券、株式、投資信託に投資すると、利息、配当金あるいは分配金(タコ足分配金を除く)を得ることができます。
利息、配当金あるいは分配金(以下、「分配金等」という。)を生活費や遊興費に充てる方も多いかとは思いますが、得られた分配金等を再投資するか否かで将来資産が大きく変わります。

NISA(少額投資非課税制度)口座で、予想分配金年4%のリート(不動産投資信託)に投資することを例に説明します。(実際には、4万円で再投資はできませんが、説明上、可能として計算しています。)

1年目(2020年):100万円投資
2年目(2021年):100万円+分配金4万円を投資(投資額合計は204万円)
3年目(2022年):100万円+合計分配金8.2万円を投資(投資額合計は312.2万円)
4年目(2023年);100万円+合計分配金12.5万円を投資(投資額合計は424.7万円)
5年目(2024年);100万円+合計分配金17万円を投資(投資額合計は541.7万円)

NISAは2028年まで続きますが、5年目以降はロールオーバーだけですので、2025年以降の投資額合計は541.7万円で、これが毎年4%の分配金を生みます。

この結果、2028年での資産額合計は628.4万円(541.7万円+541.7万円×0.04%×4年)となります。

分配金を生活費や遊興費などに充てた場合の2008年の資産額合計は500万円です。
(分配金は非課税ですので、節税のメリットは享受できます。)

この差額128.4万円(=628.4万円-500万円)が再投資の効果になります。

この資金を2029年から20年間、特定口座(課税口座)で分配金再投資し続けるとすると、
1,180万円(=628.4万円×(1.032の20乗))になります。(課税口座のため分配金利回りは3.2%に低下します。)

これは、机上の計算です(実際のリートは一定の分配金ではなく増配/減配があり、価格変動や経営破綻リスクもあります。)
とはいえ、分散投資の一手段として検討してはいかがでしょうか?

 

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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