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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.79】
現金(紙幣)の価値は増減します

COLUMN
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資産形成・豆知識79.

現金(紙幣)の価値は増減します

現金(紙幣)なしの生活は考えられません。
食べ物、住宅や株式等の購入、電気料金、水道料金、学費や税金の支払いには現金(紙幣)が必要です。

では、現金(紙幣)はなぜそのような価値を持っているのでしょうか?

紙幣は、日本銀行が発行していることから“価値がある”と見なされているのでしょうか?

昔は、金本位制という制度(紙幣はゴールドとの交換が保証されていた)であり、紙幣の価値はゴールドで保証されていました。
しかし、現代は不換紙幣(ゴールドとの交換が保証されていない紙幣)であるにもかかわらず、(おそらく)金本位制の時と同じように、紙幣をいろいろなものと交換しています。

なぜでしょうか?

この現象をもたらしているのは、「国の信用」、そして「共同幻想(あるいは相互依存)」であるように思われます。
別の言い方をすると、人々が紙幣を受け取って何かと交換してくれるからこそ、紙幣は価値を持ちます。

では、「紙幣の量が増えた場合」、あるいは、「国の信用力が低下した場合」、どうなるのでしょうか?
今までのように、人々は紙幣を受け取り、モノと交換してくれるでしょうか?

支払う紙幣の量を多く請求される、あるいは、紙幣での支払いを拒否されることはあり得えます。

実際、過去にはこのようなことが何度も起きています(第二次世界大戦戦後の日本でも起きています)。
ハイパーインフレになる場合もありますし、国民が自国紙幣の代わりに(自国通貨が効力を無くし)信用力の高い他国紙幣(ドル紙幣など)での取引を選ぶ場合もあります。

 

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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