元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.136】
保険と資産形成:目的を意識して資金を配分しましょう
COLUMN
資産形成・豆知識136.
保険と資産形成:目的を意識して資金を配分しましょう
保険は、「万が一」の時に備えるものです。
「起きては欲しくない」けれど、「起きてしまう」と大きなダメージを受けてしまう事態に備えるものです。「いつ」、「どこで」、「誰が」、どれだけの被害を受けるのか100%予測不可能な事態です。
地震、火事、事故、病気等が該当します。
保険は、これらから被害を受けた人のダメージを緩和することを目的にしています。
それゆえ、保険は相互扶助の要素を含んでいます。
それに対し、資産形成は「経済の変化」に備えるものです。
人間が経済活動を行うことにより経済は変化します。
経済が一定状態を長期的に維持することはありません。
好景気、停滞、不況、株高、株安、金利上昇、金利低下、インフレ等、いろいろな変化が起きます。
「資産形成」は、これらの「経済の変化」に対し、「資産価値を増やす」、あるいは、「資産価値を維持する」のが目的になります。
それゆえ、「保険」と「資産形成」を比較することは意味がないと思います。
それぞれの目的が異なりますので、自分のライフ・ステージに応じて、「保険」と「資産形成」への資金配分を検討することが望ましいと思います。
佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)