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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.137】
貯蓄型保険の留意点

COLUMN
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資産形成・豆知識137.

貯蓄型保険の留意点

保険と資産形成の目的は異なるものの、両方を兼ね合わせた商品があります。

貯蓄型保険と呼ばれている商品です。
掛け捨てを好まない人に人気があるタイプの保険です。

この保険の特色は、保険契約の初期段階では保険としての特色が強く、徐々に保険の特色が小さくなることです。

満期(契約終了)時点で、保険金額=支払保険料総額+アルファ、になることが多いようです。

では、貯蓄型保険のメリット・デメリットは何でしょうか?

一般的なメリット・デメリットは下記の通りです。
(メリット)
・貯蓄が苦手な人でも貯蓄ができる
・保険契約の初期段階では保険としての特色が強い
(支払保険料合計額が少ない初期段階では、相対的に大きな保障が得られます)

(デメリット)
・支払保険料が高いため、契約保険金額を高く設定すると家計への負担が大きくなる
・自分のライフ・ステージに見合った保険になっていない場合がある
 (満期が近づくと、保険金額≒総支払保険料となり、保険としての機能は小さくなります。
  手厚い保険が必要なライフ・ステージ時期に保険が十分ではない可能性があります。)

保険と資産形成を兼ね合わせているとはいうものの、満期に近づくと保険の特色が小さくなることには留意が必要です。

人によっては、ライフ・ステージが変化し(例えば、家族が増える場合など)、手厚い保険が必要になることも考えられます。

貯蓄型保険は、契約保険金額をあげると、支払保険料が高くなるため家計への負担が重くなります。

そのような場合には、(相対的に支払保険料が低い)掛け捨て型の保険で短期的に契約保険金額をあげることが選択肢になります。

上記方法で支払保険料が減った際には、その差額を節税メリットが大きいニーサやイデコを利用し資産形成することが考えられます。

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)

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