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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.183】期待インフレ率とは?

COLUMN
183

資産形成・豆知識183.

期待インフレ率とは?

最近、インフレに関する記事が増えているように感じます。

その際によく聞く言葉は「期待インフレ率」です。

「期待」?・・・わかりにくい言葉です。

英語の「Expected Inflation rate」を和訳した結果であろうと思います。

「予想インフレーション」(予想物価上昇率)、としたほうが理解しやすいかもしれませんが、金融市場では、通常、「期待インフレ率」を用います。

「期待インフレ率」は、金融市場関係者への調査を基に算出したものです。
金融市場関係者が、将来のインフレ率を予想したものです。

それゆえ、「1年後の期待インフレ率」、「5年後の期待インフレ率」、「FRB(連邦準備理事会)の期待インフレ率」等、いろいろな種類があります。

このほか、金融市場の指標となっている国債と物価連動債(注)の利回りの差(ブレークイーブンインフレ率といいます)を期待インフレ率とみなす場合があります。
(注)物価連動債とは、期中の消費者物価指数に応じて償還元本が増減する債券です

このように「期待インフレ率」には、いろいろな種類があります。

また、金融市場関係者の見通し変化により、「期待インフレ率」は容易に変わり得るものであることを理解しておく必要があります。

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)

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この記事を書いた人
執筆者
ペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社 代表山口 聰
資産運用の相談には、医師や弁護士のような専門家が何故いないのかという疑問から、米国証券アナリスト(CFA)と双璧を成す国際ライセンスである国際公認投資アナリスト資格(CIIA)を2011年に取得し、
その後、英国とスイスの大手金融機関にて富裕層の資産管理を担当した経験とノウハウを活かし、
日本でも資産運用の専門家に相談できる金融機関を確立するためにペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社を設立。
日々、後進の育成と情報発信に取り組む傍ら、専門家に相談したいというお問い合わせに対応しております。
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