元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.196】
投資は「仮説」の検証作業が必要?
COLUMN
資産形成・豆知識196.
投資は「仮説」の検証作業が必要?
「株式投資は難しい」との声を聞くことがあります。
なぜ、そのように感じるのでしょうか?
理由の一つは、株式価格が「変動する」ことにあると思います。
なぜ、株価は変動するのか?
一例として、株価は「この企業は〇〇の理由により業績が上がる/下がる」といった見通し(推測)により変化することが多々あります。
このような時には、多くの熟練投資家は企業業績に対し「仮説」を立て投資しているといえるかもしれません。
そして、その「仮説」について「検証作業」を行い、「仮説」が正しければ株式保有を維持し、誤っていれば売却する、という売買が行われ、結果として株価は変動します。
熟練投資家は、景気、金利、為替、需給動向等、多くの情報をもとに「検証作業」を行っています。
しかし、熟練投資家がモニターしている情報をフォローし、その売買を推測することは投資初心者にとって容易ではありません。
つまり、投資初心者が「株式市場に振り回される」ということが容易に起こりえます。
このために、投資初心者は「株式投資は難しい」と感じることがあると思います。
株式の情報収集・分析力等の経験・能力が十分ではない投資初心者で、「株式市場の短期的な動きに一喜一憂したくない人」は、個別株式よりもインデックス運用、短期売買よりも「つみたて投資」から投資を開始することが望ましいのかもしれません。
佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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