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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.98】
ビットコインは環境にやさしくない?

COLUMN
98

資産形成・豆知識98.

ビットコインは環境にやさしくない?

ビットコインの価格が乱高下しつつ上昇を続けています(2021年3月13日現在)。

ビットコインの価値について肯定派、懐疑派、否定派は、それぞれの意見・考えを示していますが、いまだビットコインの価値は定まっていません。

それにもかかわらず、価格は、2020年12月に1ビットコイン3万ドルであったものが2021年3月13日には6万ドルを越えました。

ところで、ビットコインには取引データが適正かを検証・承認するマイニング(採掘)という作業があり、この取引データを記録できた業者が報酬として新規発行されるビットコインを受け取ります。

そして、この過程で大量の計算作業が必要となるため電力や計算機を構成する電子部品を大量に消費し、二酸化炭素(CO2)も多く排出します。

2021年3月13日の日経ヴェリタスの記事によると、その環境負荷は下記表の通りとのことです。

出典)EDMC/エネルギー・経済統計要覧2020年版

上記は2020年版ですが、近年のビットコイン価格の上昇により、ビットコインマイニングが活発化し、環境負荷は更に増えているようです。3月20日の日経電子版は、「英ケンブリッジ大学の試算によれば、マイニングに使う電力消費量は年平均で128.84テラ(テラは1兆)ワット時と、スウェーデンやウクライナ1カ国分の電力消費量に匹敵する。」と記事にしています。
英ケンブリッジ大学の試算は、2020年版電力消費量の63%増です。

ビットコインのマイニングの環境負荷はかなり大きいといえるのではないでしょうか。

暗号資産の取引が活発化すればするほど環境負荷は高まります。

ビットコインは、環境負荷を減らせるのでしょうか?
どのように減らすのでしょうか?

 

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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