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◇ペレグリン 社長のコラム◇
第23回【債券投資のメリットと種類】

COLUMN
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第23回 
債券投資のメリットと種類

今、米国の金利が高い局面で、債券を使った資産運用を検討される方も多いのではないでしょうか。
一般的に債券投資と言うと、基本的には満期が決まっていて、保有している間に金利がつき、満期の時には額面金額が返ってくるというものです。
では、どのようなメリットが考えられるでしょうか。

まず挙げられるのは、固定金利がついているため、どのような運用リターンが得られるのか、購入の時点でFIXできることです。
株式のように、将来の運用パフォーマンスがどうなるか分からない、というものとは根本的に違い、運用計画やリターンの予測があらかじめ可能になる点が大きいですね。

株式投資よりも安定している運用法である、というのが、一般的な印象ではないでしょうか。

では、債券投資にはどのような種類があるでしょうか。

まずは、いわゆる普通社債
これは特に何も条件がついていない債券で、発行体は企業や国などです。

万一、発行体が利息を払えなかったり元金を返せなかったりすれば、いわゆるデフォルトとなり、銀行でしたら預金の返還、一般の企業でしたらいわゆる債権者への弁済が終わった次に優先的に資金を返してもらえるというのが普通社債ですね。シニア社債と呼ばれたりもします。

その次に、返済順位が劣後するのが劣後債です。さらに満期のないものが永久劣後債

そして、特にリーマンショック以降増えている、ハイブリッド債と言われる債券もあります。
このハイブリッド債は具体的に言うと、発行体が実質的に破綻と認められた場合は、実際に破綻していなくても強制的に元本が削減する条件がついていたり、株式に転換する条件がついていたりしている債券のことです。
どういった場合にどれぐらいの損失を被るのかが、あらかじめ不明瞭な点がデメリットです。

AT1債とも言われており、去年の春にはニュース等で耳にされた方も多いのではないでしょうか。

他にも、株式に非常に近い性質を持つ優先出資証券など、債券と言っても様々な種類があります。
ご自身のリスク許容度や、投資の目標設定に合わせて、債券の種類を見てみるのもいかがでしょうか。

次回は、そんな債券投資のリスクについて、お伝えしていきます。

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