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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム⑳】
バランス型投資信託が優れている点とは?

COLUMN
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資産形成・豆知識20.
(資産運用をこれから始める時に知っておくべきこと)

バランス型投資信託が優れている点とは?

バランス型投資信託が中長期の資産形成に向いている、といわれることがあります。
その理由は、1つの投資信託を購入することで、分散投資が簡単に実現できることにあります。

特定国限定や地域限定等のバランス型投資信託もありますが、ここでは、全世界全資産のバランス型投資信託について、その優れた点を解説します。

全世界全資産バランス型投資信託は下記の分散投資を行っています。
・異なる特性を持つ複数の金融商品(株式、債券、不動産等)に投資している
・異なる国・地域に投資している
・異なる複数の通貨で投資している

つまり、(複数の金融商品)×(複数の国・地域)×(複数の通貨)の分散投資ができています。
これがリスク分散となり、下記の理由により、資産価格の変動が抑えられます。

・中長期では、全ての商品が同時に値下がりする可能性は低い
・中長期では、いずれかの国・地域の成長が期待できる
・中長期では、全ての通貨価値が同時に毀損する可能性は低い

世界経済は年率3%程度で成長すると見込まれているものの、どの資産、どの国・地域、どの通貨に投資すれば、その成長を享受できるのかはわかりません。しかし、全世界全資産に幅広く投資すると、その成長の一部を享受できる可能性は高くなります。

特定の投資アイデアがない場合には、世界成長の一部を享受する可能性がある全世界全資産バランス型投資信託を購入することが選択肢の一つになるかと思います。

“大勝ちは期待しないけれど、大負けはしたくない”、“資産価格が激しく上下するのは耐えられない”、“複数の投資信託を保有するのは面倒”と考えられる方は、全世界全資産バランス型投資信託(一般的には、インデックス型のパッシブ運用になります。)の購入を検討してはいかがでしょうか?

ただし、バランス型であっても、全世界全資産バランス型ではなく、日本国内資産限定、あるいは、米国資産限定等、特定国限定や地域限定等のバランス型投資信託がありますので、ご注意ください。

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)

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