元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム㉟】
資産運用とは何をすることなのか?
COLUMN
資産形成・豆知識35.
(資産運用をこれから始める時に知っておくべきこと)
資産運用とは何をすることなのか?
「資産運用は難しい」というコメントを伺うことがあります。
難しいと感じる理由の一つは「資産運用」という用語(定義)にあるように思います。
Wikiペディアでは、「資産運用(しさんうんよう)とは、自身の持つ資産を貯蓄・投資し、効率的に資産を増やしていくこと」と書かれています。
「貯蓄・投資」、「増やす」という行為をメインにするため難しく感じるのではないでしょうか?
それでは、欧米ではどうなのでしょうか?
資産運用の英訳は「Asset Management」あるいは「Asset Utilisation」です。
つまり、「資産管理」あるいは「資産の効率的な利用」が、本来的な資産運用であると考えられます。
資産運用を、欧米のように「自身の持つ資産を効率的に管理すること」、と考えると、「難しさ」が減るかもしれません。
「自身の持つ資産を、現金、保険、株式、債券、不動産等で、効率的に管理すること」、と考えるのが望ましいように思います。
「効率的に管理する」とは、「資産を増やす」ということだけではなく、「資産を減らさない」、「資産を家族(子孫)に残す(引き継ぐ)」ということも含みます。
日本と欧米では、資産運用に対する考え方が異なるようです。
なぜでしょうか?
日本では、相互扶助や社会保障への依存が大きかったことが理由の一つかもしれません。
しかし、相互扶助システムや社会保障の縮小が起きるのであれば、欧米型の資産運用を検討することが必要かもしれません。
佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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