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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム㊱】
投資と運用は何が違うのか?

COLUMN
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資産形成・豆知識36.
(資産運用をこれから始める時に知っておくべきこと)

投資と運用は何が違うのか?

金融業以外の人から、「金融用語は“難解”」であるとか、「“曖昧”」といわれることが良くあります。
確かに、“運用”は、曖昧な用語の一つです。

法律関係の人にとっては、“適用”という意味かもしれませんし、(“法の運用”というように使われます。)
システム関係の人であれば、“操作”という意味かもしれませんし、(“システム運用”というように使われます。)
自衛隊関係の人であれば、“行動”という意味かもしれませんし、(“部隊運用”というように使われます。)
経営関係の人であれば、“運営”という意味かもしれません。(“組織の運用”というように使われます。)

これらに対し、金融において運用を正確にイメージする単語は何でしょうか?
“運(Luck)”を用いることではないと思います。
あえていうならば、“投資管理”、英語の“investment management”ではないかと思います。

金融における“運用”の概念は、
「金銭を利殖などの目的のために他の財産形態に変えること」です。
つまり、投資と運用は異なる概念です。

投資は、「自身の目的に合うもの(株、債券、不動産、車、美術品等)に資金を投じる」ことであり、
運用は、「自身の資金の投資先を選び、それら投資を管理すること」、になります。

運用とは、曖昧で掴みどころのない、“名は体を表さない”妙な言葉です。
あなたなら、“investment management”を、どのような漢字で表現しますか?

 

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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