元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム㊺】
資産運用会社と個人では資産運用の概念が異なります
COLUMN
資産形成・豆知識45.
資産運用会社と個人では資産運用の概念が異なります
資産運用会社(投資信託の運用会社)の資産運用とは、
「顧客から預かった資金を、あらかじめ定めた運用方針、運用方法に基づき効率的に運用し、収益を獲得すること」です。
個人の資産運用とは、
「資産を増やすこと」、「資産を形成すること」、「資産を保全すること」、「資産を有効に利用すること」です。
個人は資産運用会社の保有銘柄を運用の参考にするように勧められることがありますが、これは個人の資産運用のうち「資産を増やすこと」に焦点を当てたものです。
資産運用会社の資産運用は、個人の資産運用に「投資信託を提供する」ためのものです。
そして、その投資信託は、「あらかじめ定めた運用方針、運用方法」に基づき運用されます。
よって、個人が投資信託を選ぶ場合には、下記を確認する必要があります。
・「投信の運用方針や運用方法」と「自分の資産運用」の適合性
・資産運用会社の運用能力
自分の資産運用の目的を考えず、単純に運用成績だけで投資信託を選ぶと想定外のリスクを取ることになりかねませんので、ご注意ください。
佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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