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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.52】
資産運用の必勝法、「買ったら忘れる」?

COLUMN
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資産形成・豆知識52.

資産運用の必勝法、「買ったら忘れる」?

「金融商品を買ったらしばらく放置(忘れる)」というようなことを言われることがあります。

これの意味するところは、金融商品の価格変動により、
 ①心の平静さを失う(価格変動に一喜一憂する)
 ➁不必要な売買(損切、安値での益出し、ナンピン買い等)を行う
これらを回避するのが目的です。

購入後に放置しておけば自動的に儲かるという意味ではありません。
とはいえ、「金融商品を買ったらしばらく放置(忘れる)」といった手法が有効になる場合が全くないわけではありません。

これを叶える必要条件は下記の通りとなります。
① 投資している全銘柄について、経営破綻(株価がゼロになる)や債務不履行(債券発行者が利息や満期金を払ってくれないこと)が同時発生しないこと
➁ 長期的に成長が期待される市場であること
③ 長期的に投資を継続できること

投資対象資産(株、債券、リート、ゴールド等)が少ない場合や、投資銘柄数が少ないと経営破綻や債務不履行が発生した時に損害が大きくなります。しかし、複数資産に投資し、投資銘柄が多くなれば、1-2銘柄に経営破綻や債務不履行が発生しても経済損失は抑えられます。

また、長期に成長が期待できる市場であれば、一部銘柄の経営破綻や債務不履行による損失が発生したとしても、長期投資で損失以上に収益を獲得できる可能性があります。
つまり、経済成長が見込まれる市場において長期分散投資を行うことが必要条件です。

自分には十分な金融知識がないと考えているのであれば、多様な金融商品、かつ、多様な銘柄に投資することにより資産の減少リスクを抑制することができます。
同時に、管理費用などの運用コストを抑えることも資産減少リスクの抑制につながります。

足元はコロナで世界経済の成長はマイナスが予定されていますが、中長期的にはプラス3%の成長が見込まれていますので、運用コストがリーズナブルなバランス型の投信で中長期の投資を行うことが選択肢の一つになります。

 

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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