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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.64】
「イデコ」と「ニーサ」の違いを理解し運用しましょう

COLUMN
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資産形成・豆知識64.

「イデコ」と「ニーサ」の違いを理解し運用しましょう

イデコは、「自分が拠出した掛金を自分で運用し、資産形成する年金制度」(掛金上限は職業や他に加入する年金制度により異なります。)です。

ニーサは、「毎年120万円までの投資で得た収益が最長で5年間非課税になる制度」です。

イデコは、課税所得が下がるため(課税所得がある場合、掛金が所得控除になる。)確実に節税できます。

これに対し、ニーサは投資商品で収益を得た場合に非課税が適用されます。
つまり、利子・分配金は非課税になるもの、売却時に非課税になるか否かは運用次第ということです。

イデコは「(課税所得がある場合)掛金で確実に節税」、ニーサは「売却時に非課税になるか否かは不確実」ということになります。

イデコは、イデコ口座を開設した金融機関が選んだ取扱い投資信託の中から投資信託を選ぶ積立投資です。

これに対し、ニーサは、多様な金融商品(国内外株式、投資信託、ETF(上場投信)、リート(不動産投資信託))に投資することができます。

ここで注目すべきは、ニーサは、株やリートに投資でき、その利子・分配金が非課税という点です。

ニーサで安定性が高い高配当株式やリート(令和2年10月現在、リートの予想分配金利回りは約4%)に長期的に投資する方法もあり得ます。

ニーサはロールオーバー(5年の投資後、次の5年再投資できます)を含め通算10年投資可能ですので、100万円を4%の配当(あるいは分配金)が得られる株式(あるいはリート)に投資すれば、10年間で40万円の配当あるいは分配金が得られます(配当あるいは分配金が変化しないと仮定します。)。

この場合、10年で考えれば、元本が40%以上値下がりしない限り、投資元本を上回る運用となります。

 

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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