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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.82】
暗号資産(仮想通貨:ビットコイン等)には、どのような価値があるのか?

COLUMN
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資産形成・豆知識82.

暗号資産(仮想通貨:ビットコイン等)には、どのような価値があるのか?

 

暗号資産(仮想通貨:ビットコイン等)への注目度が年々増しているように思われます。
分散投資先の一つとして投資している人もいるかもしれません。

ところで、「暗号資産の価値」とは何なのでしょうか?

国が発行する通貨と異なる点として、暗号資産には下記の特徴があります。

1.国家が発行/管理していない資産である
2.発行上限(ビットコインの場合)が決まっているためインフレに強い(希少性が維持される)
3.新しい暗号資産の発行や取引の詳細情報は、コンピューターネットワーク上に分散され保存される仕組み(ブロックチェーン)である
 ・暗号資産の偽造や二重払い、不正などを防止することができる
 ・取引管理のための特定の組織が不要(中央管理が不要)

このようなことから、暗号資産は、国が発行する通貨の代替、あるいは、逃避先として選好されているようです。

 

ところで、「価値」の定義とは何でしょうか?
いろいろなことが考えられますが、そのうちの一つは「交換可能」なこと(交換価値)であろうと思います。

暗号資産は、取引所を通してドルや円に交換可能であることから、「交換価値」があると思われます。

ただし、暗号資産は、コンピューターネットワーク上の特定のプログラムにアクセスする/できる人のみ利用可能です。

 

また、その交換価値は、取引所で他の通貨(ドルや円)に交換できることが前提です。

つまり、暗号資産が「交換価値」を維持するための必要十分条件は、「プログラムとネットワークの公平性・信頼性」及び「取引所の信頼性」があることです。

実体が無い(裏付けとなるものが無い)にもかかわらず、「価値」がある。
新しい概念が作り出している「価値」になります。

 

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)
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