元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.124】
金融アドバイザー、どのように選ぶべきか?
資産形成・豆知識124.
金融アドバイザー、どのように選ぶべきか?
投資を検討しているものの、実際の投資に踏み込めない方も多いかと思います。
サポートが必要な方の解決法の一つとしてIFA(独立系金融アドバイザー)契約があります。
ネット証券の中には、証券口座を開設した顧客に対し金融アドバイザー・サービスを提供している会社があります。
(注)ネット証券とIFA(独立系金融アドバイザー)契約を結ぶ必要があります。IFA契約は別途料金が発生します。
ネット証券の口座開設をサポートしてくれたIFAに依頼、あるいは、個人でネット証券口座開設後にネット証券経由等でIFAを選ぶ方法があります。
では、どのように金融アドバイザーを選ぶのが望ましいのでしょうか?
多くの場合、下記のような判断基準ではないでしょうか?
1.IFAのプロフィールを確認し、信頼でき実績がありそうな人を選ぶ
2.考えをくみ取ってくれそうな人(性格が合いそうな人)を選ぶ
しかし、もう一つ、重要な視点があります。
それは、IFAの「ルーティン(仕事前の準備)」を確認することです。
下記のような質問で、IFAの行動様式や投資判断等に触れると、上記1.2の補強材料になるのではないかと思います。
1.日々の経済、政治、産業ニュース等を、いつ、どこで、何を、どのようにチェックしているのか
2.顧客ポートフォリオの状況を、いつ、どこで、どのようにモニタリングしているのか
3.投資銘柄選定は、いつ、どこで、どのように行うのか
4.運用戦略の見直しは、いつ、どこで、どのように行うのか
野球選手の多くは、試合前に入念にルーティン(試合前の準備)を行ってから試合に臨みます。
ファンドマネージャーでも同様にルーティン(投資判断のための準備)があります。
国内外ニュースの確認・分析、現状ポートフォリオの確認・見直し、運用戦略の確認・見直し等、ルーティンを通して様々なところに目配りを欠かさないように思えます。
IFAを選ぶ時には、このような視点を面談に加えてみることが有効かもしれません。
佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)