元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.128】
「億り人」からFIRE(経済的自立と早期退職)へ
COLUMN
資産形成・豆知識128.
「億り人」からFIRE(経済的自立と早期退職)へ
2020年頃までは、「億り人」が雑誌等の記事になっていました。
そして、最近は「億り人」が「FIRE(Financial Independence Retire Early)」に変わったようです。
「億り人」時代は、お金を増やすことを目的とした投資方法を紹介するのが主でした。
それに対し、「FIRE」時代は「投資+Financial Planning (Life Planning)」です。
年齢別で達成目標金額は異なるようですが、かなりの金額が必要であると推察されます。
「FIRE」の先例事例が多くないため、どのような方法で経済的自立を達成し、どのような早期退職後生活になるのかイメージすることが難しいのですが、「FIRE」に魅力を感じる方も多いかと思います。
とはいえ、長寿下での懸念もあります。
例えば、サラリーマンの場合、早期退職、および、厚生年金から国民年金に代わることにより、将来の年金受給額は減ります。このため、将来に備えたファイナンシャル・プランニングが必須です。
(退職後に、年金に頼らずに生活できる資産を形成し、「FIRE」することが望ましいと思います。)
また、サラリーマンの場合、健康保険(協会けんぽ)から国民健康保険へ変わるため、保険料は概ね倍増します(サラリーマンの場合、保険料が労使折半であるため、保険料負担は半分です。)。
フィナンシャル・プランニングやライフ・プランニングの能力が必要不可欠であると思われます。
「FIRE」の先行事例が少ないということは、試行錯誤になることを覚悟しておいたほうが良いということかもしれません。
佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)