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NEWS RELEASEニュースリリース

元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.159】
金利上昇は、成長株の足枷?

COLUMN
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資産形成・豆知識159.

金利上昇は、成長株の足枷?

2021年後半から、アメリカの利上げが意識され始めました。

そして、「早期利上げ懸念から成長株が軟調」との記事を見かけるようになりました。

なぜ、利上げが成長株にとって足枷になるのでしょうか?

株価の現在価値が低下するためです。

成長株とは、企業業績が大きく伸びる可能性がある株式のことです。

そのため、適正株価を考える際、成長株の将来利益を推計することがあります。

例えば、将来利益が下記の通り増加すると見込まれる成長株があるとします。
1年目の収益=100
2年目の収益=200
3年目の収益=350
4年目の収益=500
5年目の収益=700  
(注)5年間の推計としていますが、証券会社や資産運用会社により推計期間は異なります。

金利が年率0%であれば、この株式の5年間の将来収益の現在価値は1,850円です。

ところが、金利が年率3%になると現在価値は1,645です。
(将来の収益の現在価値は金利と期間によって割引計算されます。)

金利が3%に上昇すると、上記例では5年間の収益推計の現在価値が約10%低下し、株価の低下要因になります。

また、現在価値低下だけではなく、企業の成長期待度の低下(バリュエーションの低下)等が成長株の足枷になります。

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)

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この記事を書いた人
執筆者
ペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社 代表山口 聰
資産運用の相談には、医師や弁護士のような専門家が何故いないのかという疑問から、米国証券アナリスト(CFA)と双璧を成す国際ライセンスである国際公認投資アナリスト資格(CIIA)を2011年に取得し、
その後、英国とスイスの大手金融機関にて富裕層の資産管理を担当した経験とノウハウを活かし、
日本でも資産運用の専門家に相談できる金融機関を確立するためにペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社を設立。
日々、後進の育成と情報発信に取り組む傍ら、専門家に相談したいというお問い合わせに対応しております。
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