元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.161】
ポートフォリオの見直しとは?
COLUMN
資産形成・豆知識161.
ポートフォリオの見直しとは?
定期的に保有資産の構成を再評価し、構成割合を見直すことです。
年金基金は、5年毎に見直すことが定められています。
個人であれば、人生の転換点(結婚、出産、退職等)や、経済の転換点(世界情勢の変化、政権交代等)で見直すことが考えられます。
重要なことは、分散を維持した上で実行することです。
将来を予測することはできません。
特定銘柄、特定資産に偏った投資を避けるのがベターであると思います。
実際に、どのように実行すべきなのでしょうか?
例えば、各年代で下記のような見通しを立てたとします。
1990年代:債券の金利は低下する(価格は上昇する)。(当時は3-4%の利回り)
2000年代:リート(不動産投資信託)の分配金利回り(当時は6%の利回り)は魅力的である。
2010年代:日本株式の株価は回復する。
もし事前にこのような見通しを持つことができていたならば、各年代では下記のようにポートフォリオを見直すことが考えられます。
1990年代:債券60%、リート20%、株式20%
2000年代:債券30%、リート50%、株式20%
2010年代:債券10%、リート30%、株式60% (注)債券は現金を含む
大切なことは中長期の視点を持つことです。
また、見通しが誤っていると判断した場合には修正が必要になります。
なお、経済、世界情勢、金融政策等がダイナミックに変わっているときには、ポートフォリオを大胆に見直すことが必要かもしれません。
佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)