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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.169】
BRICsは、どうなるのか?

COLUMN
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資産形成・豆知識169.

BRICsは、どうなるのか?

2000年初め頃から、新興国(今後、成長が見込まれる国。先進国を追い上げる可能性がある国)投資としてBRICs(下記の国の頭文字から作られた造語です)が注目されました。

B:Brazil(ブラジル)
R:Russia(ロシア)
I:India(インド)
C:China(中国)
s:South Africa(南アフリカ)

しかし、ロシアへの経済制裁(ロシアのウクライナ侵攻(2022年2月)が契機)により、今後は異なる状況になるかもしれません。

ロシアがグローバル経済市場から切り離される可能性がでてきました。

また、ロシア経済に協力的な企業や国家への経済制裁も俎上に上っています。

新興国投資のリスクが顕在化してきたように思います。
新興国投資について再検討する必要がありそうです。

「政冷経熱」(政治関係は冷たくとも、経済関係は熱い)は難しいようです。
政治の経済への影響が大きくなっているように思います。

1989年のベルリンの壁崩壊から世界経済はグローバル化(ヒト・モノ・カネの流動性が高まった国境のない世界)してきました。

ところが、米中関係の悪化やロシアへの経済制裁等から、世界経済システムがブロック化(複数の特定国で経済圏を構成し、ヒト・モノ・カネの移動に制限がある世界)に向かうと考える人もいるようです。

現在は一時的な混乱で、いずれはグローバル化に戻るのか、それとも、世界経済は新たな局面を迎えるのか?

将来のことは誰にもわかりません。

しかし、運用環境に変化を感じた際には、現在の保有資産(ポートフォリオ)が適切であるか検討することが必要です。

市場リスク(≒価格変動リスク)は高まるかもしれません。

自分のリスク許容度(平常心を保てる価格変動)に合っているか考える必要があります。

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)

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