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元ファンドマネジャー【IFA佐々木のコラム.185】
投資信託の選び方・・・費用/投資期間/資産規模/運用実績

COLUMN
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資産形成・豆知識185.

投資信託の選び方・・・費用/投資期間/資産規模/運用実績

数多くの投資信託(以下、「投信」といいます。)があります。

それゆえ、どの投信を選ぶのが良いのか判断に迷う場合があります。

情報誌などの「投信ランキング」や、証券会社からの提案等を参考にすることが多いと思います。

どのように購入候補投信を選ぶにしても、同時に下記の項目をチェックするのが望ましいと思います。

1.「費用」
購入時の費用及び毎年の運用報酬率の確認は重要です。
同じ投信であっても、購入する証券会社で費用が異なる場合があり、また、同類の投信であっても投信によって運用報酬率は異なります。
同じ投信、あるいは同類の投信であるならば、費用や報酬が低いことが望ましいことは言うまでもありません。

2.「投資期間」
投信毎に償還(運用終了)までの期間が異なります。
償還が無期限のものがある反面、償還日が決まっている投信(例えば10年)もあります。
長期の投資を考えているのであれば、償還が無期限の投信が望ましいと思います。
償還日までが短いと、償還後に再び投信を探す必要があり、売買コストがかさむ場合があります。

3.「資産規模」
投信の資産規模が10億円未満の場合、想定外に投信が早期償還(当初の償還日の前に投信が償還されること)されることがあります。また、資産金額が大きくなりすぎて投資方針の維持が難しくなる投信もありえます。

4.「運用実績」
投信(上場投信を除く)は、1日1回、決められた価格でしか売買できません。
どのような価格で約定できるかは事前に予測できません。
つまり、短期売買には向きません。
それゆえ、長期の保有を前提に考える場合は、長期の運用実績が良好な投信を選ぶことが望ましいと思います。

このようなことから、話題性が高い「テーマ型投信」(例えば、AI(人工知能)やメタバース等の名前を冠した投信)には注意が必要です。
魅力的に感じられる投信ですが、償還日までが短い場合があることや、過去の運用実績が無い(あるいは短い)ことに留意し投資(投資判断や投資金額決定)することが望ましいと思います。

佐々木幸喜(IFA佐々木へのお問い合わせは以下のフォームからお願い致します。)

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